共同通信の記事によるとベルリン交響楽団が破産状態となり１７日に最後の演奏会が行われたとの事です。
> 無給で「最後」の演奏会　ベルリン響、存続訴え
> http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050418-00000048-kyodo-soci

本場ドイツでもこのような状態ですから、オーケストラを維持するのは本当に大変だと思います。

前回の宿題はその１で紹介した参考サイト（モーツァルトの教会音楽）の中に詳細な曲目紹介がありましたので、そちらの方に任せることにして（汗）・・・
早い話「聖母像の戴冠」のために書かれたらしいとしか判らないので、その部分を深く探ってみても仕方ないようです。

そこで私を含めてキリスト教に縁のない人たちのために
まずは「ミサ」とは何ぞや・・・ということで
参考サイト（ハイパーリンク世界史事典）によると
ミサとは「キリストの肉体を象徴するパンと、キリストの血を象徴する葡萄酒を神に捧げ、キリストの肉へと聖変化を遂げた聖体を信者に配る」行事でして、日本の神社にも神に捧げられた酒や供物を「お神酒」や「撤下神饌」として頂くことを考えると意外と共通点が見受けられますね。（＾＾；）

早い話、ミサ曲とはそのような儀式の際に述べられる台詞があって、それが後に色々な作曲家によってメロディが付けられ、演奏会でも演奏されるように変化（？）したものだと考えます。

８月６日の演奏会では、この中より「キリエ」「グローリア」「サンクトゥス」を演奏します。

今後やしろフィルで演奏予定の曲目について曲目解説のコーナーを設置します。

その第１回目として、今年８月のやしろ混声合唱団定演で合唱団と一緒に演奏するモーツァルト作曲「戴冠式ミサ(K317)」を紹介します。

モーツァルトの宗教曲として真っ先に思いつくのは当団のデビュー演奏会で演奏されました「レクイエム(K626)」です。
参考サイトによるとモーツァルトには他にも多くの宗教作品があるのですが、その過半数が戴冠式ミサと同じく１７７０年代に作曲されています。モーツァルトは１７５６年生まれなので、２０歳前後に作品が集中していることになります（戴冠式ミサは２３歳の時の作品になります）。そう考えると「レクイエム」は本当に例外的な作品であったと言えます。（レクイエムは死者のためのミサです）

「戴冠式」を辞書で調べると、「新国王即位の儀式（王家に伝わる冠を初めて被る）」とあり、また「ミサ」はキリスト教の「聖餐（せいさん）式（「最後の晩餐」にちなんでパンとぶどう酒が与えられる）」で、単純に考えるとどうしてこの２つが結びつくのかな？と思うのですが、それについては「その２」以降への宿題とします。（＾＾；）

・・・こんな感じで曲目に関する情報を紹介していきたいと思います。

当団フルート奏者から下記演奏会情報を頂きました。
よろしければ足をお運び下さい。

～ピアノとフルートの夕べ～
ミラノ・スカラ座管弦楽団　
デュオ・フルート　コンサート
フィリップ・モルと仲間たち

演奏者：
　フィリップ・モル（ピアノ）
　ジャン・クロード・ジェラール（フルート）
　ダヴィデ・フォルミザーノ（フルート）

日時：　２００５年４月１５日（金）
　　　　１８：３０開場／１９：００開演

入場料：　一般前売１０００円（当日５００円増）
　　　　　＃中学生以下無料

場所：　エーデルささゆり内　催事ホール　リーベ・リリエン
　　　　兵庫県多可郡八千代町

新年度を迎えたせいでしょうか・・・
本日の練習よりファゴットに１名新メンバーが入りました。以前に２回程練習に参加していたのですが本日正式に入団となりました。
また今日は見学だけでしたが、トランペットの入団希望者が練習に参加されました。今まで不思議とトランペットの団員がいなくて物足りなさを感じるところもありましたので、何とか入団して頂けることを期待しましょう。

やしろフィルでは新入学・新社会人を迎えた方に限らずメンバーを募集していますので、どうかご相談下さい。 m(_"_)m