Kato Philharmonic Orchestra Blog

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2006/2/19

演奏会のセッティングで一番悩むのはホルンと打楽器の配置をどうするかという事です。
練習では、ホルンは上手側、打楽器は下手側に置いているのですが、合唱との合わせになるとスペースの関係で逆になることがあります。(混声合唱団第8回定演・第10回定演参照)

今のところ打楽器を下手側に置いているのは、クラシックの中でも古典(この場合の古典とはベートーベン以前の作品を指します)ではティンパニとトランペットが同じ動きをとることが多く、この2つを離して置くことは出来るだけ避けたいからなのです。(ベートーベン以降の作品ではティンパニとトランペットを近づける必要は少ないのでこの限りではありません)

ホルンを上手側に置いているのは、打楽器が下手側に来るので上手側が空くためというのが主な理由ですが、弦で同じ動き(特に伴奏系)を取ることが多い2番Vn・Vaの近くに置きたいという意向もあるためです。しかしながら、ホルンはベルが奏者の右手側にあるので、上手側にホルンが陣取ると管セクションを不必要に煽る可能性があるものでして、そこが思案のしどころです(^^;)

他にも前述(その2)のようにオケの定期演奏会では混声合唱団のステージもある関係で、オケで使う使わないに関係なくピアノが舞台上にあり、またホールの構造上、雛壇を出すとピアノを舞台袖に引っ込めることが難しくなります。また、最近2回の定演ではバイオリン教室生とのステージで、教室生の人数が増えたため、以前ではホルンは他の管楽器と別の雛壇が用意されていたのを、他の管楽器と同じ雛壇に並ぶ事となったりしています。

これら諸々の事があるので毎回同じように並んでいるようで違うところがあり、これらを思案するところがまた自分の密かな楽しみでもあったりするわけです(^^;)

 

投稿者: トトロ /

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