Kato Philharmonic Orchestra Blog

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2005/5/22

その3で「当時のザルツブルグの教会オケにビオラがなかった」と書きましたが、それだけでは今一つ合点できなかったのでその背景を探ってみました。
(資料サイト1)によるとザルツブルグという街は古くから街の名前の由来である塩の生産で栄え、またその富によってアルプス以北におけるローマ・カトリックの重要拠点であったことが伺えます。現在でこそモーツァルトの生誕地ということで「音楽の都」というイメージが先行しているのですが、(資料サイト2)によると、モーツァルトの当時はザルツブルグに有力貴族が居なかったため「音楽を嗜む」人が少なく、オペラをはじめとする宮廷音楽を奏でるためのオーケストラがなかったものと思われます。それが「ビオラのないオケ」という事ではないかと考えます。
モーツァルトは「戴冠式ミサ」作曲当時を含めて幼少時よりパトロンを求めてヨーロッパ各地を旅し、色々な地で色々な宮廷楽団のために曲を書いていたりしたのですが、ついに25歳の時にはザルツブルグを離れてウィーンに定住することとなった訳です。こうして時代背景を考えるとその3で書いた事の理由が分かるような気がします。

 

投稿者: トトロ /

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2005/5/14

この曲のオケ側の編成で気付かされるのはビオラが編成に無い事です。
(資料サイト1)「モーツァルトのミサ曲一覧」によると、K186fからK337までのミサ曲全てに共通してビオラが含まれてません。
これらの曲にビオラが含まれない理由として(資料サイト2)(資料サイト3)・他のサイト・・・いずれにも共通して「当時のザルツブルグの教会オケにビオラがなかった」との見解を取っています。
しかしながら、同時期に作曲された交響曲・管弦楽曲(協奏曲他)にはビオラが含まれているので、それだけが原因でも無いように私は思います。
この点について参考になりそうな資料を探してみたいと思います。

投稿者: トトロ /

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2005/5/8

「演奏会情報」  演奏会情報

加東郡近隣地域でも田舎とはいえ結構クラシック音楽のコンサートが開催されています。それも都会より安い価格で聴く事が出来ます。やしろフィル非公式HPの中には「近隣演奏会情報」のページを設けていますので時々チェックして下さい。

秋もさることながらこの時期も良さそうなコンサートが色々開かれます。その中でも当団演奏会でいつもお世話になっています上塚憲一氏の演奏会が篠山で開催されますので紹介いたします。

上塚憲一・チェロの夕べ
日時: 2005/06/26(日) 17:30開場/18:00開演
場所: 鳳鳴酒造 ほろ酔い城下蔵 (篠山市)    
出演: 上塚憲一(Vc)、堀井さやか(p)
曲目: 無伴奏チェロ組曲第1番(J.S.バッハ)、白鳥(サン=サーンス) 他
入場料: 一般2,500円(当日500円増)

投稿者: トトロ /

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